独自画法・白亜地刻描
白亜地刻描について
白亜地刻描は、「絵は美しい物質そのものでなければならない」のコンセプトのもとに私が創り出した独自画法です。
1.炭酸カルシウムと白色顔料を主材とした白亜地層の上に、(写真①)
2.油絵具による極薄い基底層をつくり、(写真②)
3.以降、鋭利な刃物で削ることで描画します。(写真③)
絵の具層及び白亜地層へのアプローチ(刻描の深さ)により、
同色部分においても色の見え方に変化を持たせたり、モチーフの質感を表現します。
筆による描画が不可能な極細い線の集積と、描けば描くほど物質的に”奥”になるという
視覚の逆転により独特の物質感を実現しています。
特徴
鋭利な刃物で削ることで筆では引く事ができない線が引ける
鋭利な刃物で削ることで筆で描くことができる限界を遥かに超える繊細な描写が可能
Q.絵の上に本物の”猫のひげ”があります。どれだかわかりますか?
A.ご覧の通りです。
描けば描くほど物質的には奥になる
通常の描き方では沢山描かれたところは絵の具が重なり手前になります。
独特な美しい物質感
思わず触りたくなるような美しい絵肌。
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サンプル作品は、実物サイズ:F6号(410×318mm)です。