『感』
芸術論とひとりごと
独立した一文字で何回も制作日記に登場しています。
理由は、『感』が絵の本質を表す語だからなのだと思います。
「絵とは何か?そして絵にとって何が大切なのか?」
を考えて行きつく先は『感』でした。
『感』の特質は伝達速度がズバ抜けて速いことで所要時間はほぼゼロです。
鑑賞者が何を見ているか認識した時には絵の役割は半分終わっています。
時間をかけて観賞することで見えて来る構図や色や絵肌や
その他全ての味わいは『感』の構成部品です。
一方、制作者側から見ると『感』は、最も手ごわい存在です。