寛解の夜
言葉のスケッチ
この10日間我が家は大変な時間を過ごしました。
お兄ちゃん猫のネオが腎不全に陥り2回の入院と2度の急患。
ドクターの所見は腎不全ステージ4でした。
末期です。
今が生きた姿を見れる最後かもしれないという思いは
悲しみと一緒に閉塞感を連れて来ます。
幾多の難所を乗り越えたネオは今、細の部屋でよく眠っています。
当初覚悟をして臨んだ闘病は奇跡的な経緯を辿り
検査の数値もほぼ安全圏に落ち着いてくれました。
今月の末で11歳になるネオは若く見えても人間の年齢で言えば還暦。
危うく失いかけた命を家族みんなで取り戻した時間は
私たちに色々な事を考えさせてくれました。
寝顔を見ながら、特別なケアも無く過ごしていけそうなこれからの時間を
どうしてあげようか細と二人考える寛解の夜です。