Section2-3『白と茶色の玉子を描く』

絵画実践プログラム

金子豊文|絵画実践プログラム|白と茶色の玉子を描く

はじめに

前回課題2のときと同じようにモニターの写真画像を見ながら制作してください。
モチーフが白と茶色の玉子の組み合わせになる事の他、条件は全て課題2と同じです。難易度が少しだけ下がっている理由は制作していただけばお分かりいただけると思います。

モチーフ画像(クリックで大きくなります)
金子豊文|絵画実践プログラム|白と茶色の玉子を描く

用意するもの

金子豊文|絵画実践プログラム|白と茶色の玉子を描く

画板になる厚い板と下敷きの色画用紙そして今回使用する紙は
アルシュ水彩紙(フランス製)300g細目 
※玉子の物質感やかなり繊細な制作が要求されるので厚みがあって
タフそして目が細かい紙を選択しました。

用意するのが難しい方は似たような紙で構いません。

画面の大きさを10×15cmとしますので縦横数センチずつ大きくカットして
板に下敷きを乗せた上にマスキングテープで固定します。
HBの鉛筆で定規を使い10×15cmの四角を書きます。

紙には表裏がありますので透かしで確認します。

金子豊文|絵画実践プログラム|白と茶色の玉子を描く

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鉛筆 4H、3H、2H、H、F、HB、B、2B、3B、4B
消しゴム  練りゴム  擦筆 カッター テッシュペーパー  
鉛筆の芯研ぎ

適切な環境

直射日光が画面に当たらない自然光空間。
もしくは昼光色蛍光灯の非常に明るい空間。
静かで集中できる環境で。

やってみましょう

『描き始め』

金子豊文|絵画実践プログラム|白と茶色の玉子を描く


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『完成』

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『部分』

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課題を終えて

モチーフが増えたお陰で制作し易かったはずです。

白い玉子と茶色い玉子の色の違いのコントラストがあるおかげで
画面内のトーンがボヤける事がなく積極的に描けたでしょう。

モチーフが増えれば描くのが大変になって行くわけではありません。
これから先、一見「わーっ大変そう」と感じるモチーフに出会ったときには
「制作を助けてくれる要素が沢山ありそうだ」と考えてください。

Section2は以上でお終いです。

中のかたちを描く為の最も簡単な設定での制作でしたから、
何となく大体描いたところから先の大変さを実感していただけたはずです。

様々な比較の集積のなかで選び作り出した「これだ」というトーンや色味は、
あなたの絵にする為の唯一の表情なのです。

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