絵の具練りの一日
言葉のスケッチ
今日は絵の具練りの一日でした。
市販の油絵の具をベースに白亜地刻描に耐える絵の具になる様油分を独自に調整します。
私の画法は油絵の具を限界使用する画法です、
故に絵の具の調整は大変シビアです。
一旦着色しておいてそれを削って描く特性上最高の固着力が求められます。
油分は顔料を画面につける接着剤ですからある程度は必要不可欠です。
しかし適量を超えるとかえって脆い絵の具になってしまうので諸刃の剣とも言えます。
また顔料によって堅牢性、固着力、など性質が異なるのも難しい所です。
全ては経験から得た勘で判断して行きますが本当のところは使ってみないとわかりません。
どこまでも一意の価値につきまとわれるアナログの極み
描かなくても中々どうしてスリリングな一日です。