夏至の一枚『クリムト ひなげしの野』
言葉のスケッチ
今の時期は梅雨空が多いけれど晴れた日の光は格別で
光の粒子が緑に当たり反射光は輝き勢いに満ちています。
この感じをよく捉えた絵を思い出したので掲載してみます。
クリムトの作品です。
この絵は30年ほど前日本に来たことがあります。
展覧会名は確か、西洋の美術 だったと思います。
バブル期だったこともあって予算があったのか
展覧会の内容は大変充実したものでした。
他にも大きなミケランジェロのデッサンがありましたし
極めつけは、マンテーニャの「死せるキリスト」でした。
通常所蔵美術館が外に出すことは無い作品たちをどう口説き落としたのか
相当な予算と努力があったのでしょう。
有名な絵よりも良い絵を展覧会する気概のある美術館の企画はあの時がピークだった気がします。