言葉のスケッチ
【第11話】ふらりと都内へ・前編
前編(昼の部) 夏の間毎日つづいた地塗り作業ですっかり日焼けした私は 気紛れに都内へ出かけてみることにした。 たまたまその日の朝にメールをくれた友人に...
未だ見ぬその作品に至る言葉のスケッチ
前編(昼の部) 夏の間毎日つづいた地塗り作業ですっかり日焼けした私は 気紛れに都内へ出かけてみることにした。 たまたまその日の朝にメールをくれた友人に...
暑い日が続いた今年の夏も、一昨晩の雷鳴で空気が秋のそれに入れ替わり 今朝は静かに曇っている。 庭にあるイオンの墓は陽当たりも良いので、 夏の間に生けた...
今日もむかし話になる。 芸大に入学した僕は心の中で或る事を考えていた。 合格するまでに2年間の浪人生活があった訳だが「描けない、わからない、下手、」 ...
制作中は驚異の処理速度で働く私の脳は 何もしない何も考えない解き放たれた時間の中で記憶に遊ぶことを好む。 小さい頃は、かくれんぼで潜んだの草むらの中に...
暑さは安定したまま続き暦の「処暑」の字が知らない国の言葉の様にぼんやり見える。 大合唱で聞こえる蝉の種類や、夜になれば鳴いている虫の音には 秋のそれも...
「日々世の中に発生してしまうどうしようもない悲しみや理不尽また恐怖 そういった感情を知ってしまった人々や生き物達の心を、 (本人達に気が付かせる事...
暑かった一日も夕方5時をまわると風がいくらか涼しさを運んでくれる様になる。 網戸越しに庭を眺める猫を足元に手元にはアルコールの入ったグラスを置いて 外...