【第34話】アートフェア東京2012
言葉のスケッチ
今年も盛況だったアートフェア東京が終わり昨日アトリエに戻った。
御来場の方々から聞こえる生の声は、私の制作の確認や糧、
そして考えもしなかった第3の視点となり大変有意義な時間を過ごすことができた。
「猫が描いてあると思って近づいて見たら、人の心が描いてあった。」
「このブースに来て目が覚めました、これを見れただけで来て良かった。」
「遠くから見たら古典的、近づいたらポップ、もっと近寄ったら驚きの世界が見えた。」
「リアルだけじゃない、リアルとそうでないものが破綻無く同居している。」
「若冲も真っ青、勝ってる。」
「地球上の人間という生き物が描いたんじゃないみたい」
「You are Old Master」 等など
展示ブースを少し離れて、私の作品に見入られる方々の後姿を眺めていると、
皆さんの心の中に出来上がった、それぞれの絵が見える様な気がした。