コンテ
画材の神さま
コンテを製造しているメーカーはたくさんありますが、名前の通り『コンテ社(フランス製)』のものが色味、紙に付いたときの表情に品があります。
コンテは製造過程で反ってしまっているものもありますので、反りがないものを選びましょう。
コンテを使う時は、紙やすり→最後は紙で下の写真の状態になるまでしっかり研いでから使います。
コンテを研いで使う理由
コンテを写真の様に研いで使う理由は、鉛筆で文字を書く様ないわゆる線の使い方をしないからです。
モデルと背景の関係を表す表情のある線や、モデルの中の形そのもののトーンとして使い分けるためです。
下の写真はコンテを使って描いた人体クロッキーです。
赤線で囲まれたAの部分はコンテの右のエッジを使って引いた線です。
赤線で囲まれたBの部分はコンテの左のエッジを使って引いた線です。
赤線で囲まれたCの部分はコンテの真ん中だけを使っています。
描く程にコンテが尖って行けば、それはモチーフに対応した使い方が出来ている証です。
これは、木炭を使う場合にも全く同じことが言えます。