画家は風水師
いつも頭の中に画面を用意して現実の景色や夢の中を最も美になる様
工夫して見ている画家はそのまま優れた風水師でもあります。
例えば家の中で調度品の配置や色の組み合わせ、質感やライティングに至るまで
同じ素材であっても最適の配置や組み合わせを瞬時に見出す感覚を持っています。
規模をそのまま立地と建物の関係や街づくりの単位に広げても
そのまま応用する事が出来る普遍的な感覚です。
風水と言えば中国香港の様に我田引水で他を攻撃するビルの在り方などは
悪意ある論外のやり方ですが、そうでなくとも街、建物、部屋、
或いは企業であればロゴマークなどは業績にも大きな影響を及ぼすものとなるでしょう。
一日の影響量はわずかでもそれが何か月、何年と積算されて行くのですから
大きな影響となってのしかかってくるのは当たり前です。
私は風水に関して口にすることはしませんが
あまり酷いものを見かけると細につぶやいたりします。
その時は業績良好で安泰と思われていた会社が
数年後には危機を迎えた例はいくつもあります。
ビル建設や企業エンブレムなどは最高のものでなくとも
せめて最悪のものを採用しない注意が必要です。
利害関係の無い画家を10人別々に呼んでそれぞれが選んだ結果を参考にすると良いでしょう。