画面からのサイン イエローカード編
副題) 面倒がらない癖を身につける
制作では先ず集中して描く事が大切です。
集中するための準備は「制作に集中するために」に書きましたので参考にしてください。
集中することで制作は動き始めますがその中で、ふと離れて画面を観てみたくなったり
何となく一息入れた方がいい様な気がしたり、せっかく集中して描いているのに
面倒に思う感覚が発生する事があるはずです。
これに面倒がらないで対応する癖を身につける事が重要です。
集中して描いている中で発生するこれらの感覚は大抵の場合
自分の感性が客観視を要求しているイエローカード状態です。
画面の中は今自分が描いた所だけが変化しているのではありません。
A地点に手を入れればA地点だけでなく、それに影響されてB地点や
C地点にも相対的な変化が起こっています。
人間のバランス感覚は素晴らしいものでそうした影響を無意識に感じ取って
注意信号を描き手に送ってくれるのが先の感覚です。
制作に失敗しない巨匠たちはこの感覚に必ず素直に従う事で毎回事無きを得ています。
「○○な気がしないでもないけど面倒だからまあいいか、」これが失敗につながります。