絵を描くのにモチーフが必要な理由
絵を描くのにモチーフが必要な理由は以下の二点です。
1. 明確なヴァルールを得るため
2. 画面の見応え感を高めるため(画材から絵の部分へ及び画材から絵の部分そして絵の強さへ 参照)
1. についての説明
画面内のヴァルールをモチーフ無しで決めることは困難です。
モチーフ無しで大体のところまでは描き進めることは出来ても
そこから先のキメの仕事をすることは困難です。
ヴァルールが決まらない画面はピンボケ状態と同じです。
レンズでピントが合うのは一点であるのと同じように、
ヴァルールはシビアなところで決まります。
モチーフがあれば、A地点はB地点より手前、B地点よりC地点が手前、、、
という具合に各場所の明確さが色々な要素について担保されます。
モチーフが在ることで生じる制限は、ヴァルールを決めるうえでの
便利な物差しとして使えるのです。
2. についての説明
自明の理と言えるでしょう。