向き不向きについて
テーマの種類によらず多くの人が、向き不向きを気にすると思います。
絵の場合にはそれを才能が有る無い、と考えるかもしれません。
そして既に取り組んでいるテーマや仕事があって向き不向きを考える時は
多くの場合辞める理由を探している時でしょう。
何事に限らず「○○そのものに向いていない人」はほぼ居ません。
ほぼ居ないと書いたのは、例えば絵に取り組もうとした時に
目が見えなかったり、手に障害が有ったりというケースを考えてのことです。
○○に向いていない人が居ないのと同様に○○に向いている人も居ません。
才能が全てと思われがちな絵の世界でもAと言う要素について
予め到達度が高ければ、その反対要素Bは手付かずだったりします。
名画を描く為に必要な才能は何十種類もあります。
その中には相対する要素を併せ持つものも多くあります。
優しい人が優柔不断で在り易かったり
意志が強い人が頑固者の場合が多い様に
全てを押しなべてみれば、向いているも向いていないも、
才能があるも才能が無いもありません。
安心してやり続けましょう。