思い込みの壁 自分の画面を見る時の思い込み
芸術論とひとりごと
制作中は自分の画面を見続けていますから
目が麻痺するのは当たり前です。
その麻痺が「自分の画面を見る時の思い込みです」
客観的に自分の画面を見ることは大変難しく
画家は色々な対処法を持っています。
以下にその例をいくつか上げてみます。
1.画面を鏡に写して見る
2.画面を上下逆さまにして見る
3.画面をイーゼルから別の場所に移動して見る
4.画面を視野に入れたままピントを他の所
(例えば画面向こうの壁)に合わせて見る
色々ありますが、一番確実なのは時間を置く事です。
一旦日常生活に戻り、何か趣味など他の事に集中してみるのも良いですし、
風呂に入り食事をし適当にリラックスして眠るだけでもOK。
翌日アトリエに入って目に飛び込んでくる
画面の第一印象があなたの絵の現状です。
グーッと集中した後、サラリと画面から離れてあげる
制作のリズム感は大切です。
追伸
ある彫刻家が気に入らないデッサンを
「明日になれば良くなっているだろう」
そう言ってその日の制作から離れたのを思い出します。